02自分の経験を整理して、創業の動機を明確にしよう!

創業する際に注意しなければいけないことの一つとして、継続的に運営できるかどうかという点があります。日本では毎年多くの会社が創業されていますが、その殆どが赤字で決算を迎えることになることが多く、さらにその後約半数は倒産若しくは自主廃業という形になってしまうものです。

その理由の一つとして、当初の経営計画の甘さが有ります。多くの経営者は漠然と思い付きだけで会社を始めてしまうことも多く、リスクに関して十分な対策をせずに創業してしまうことが多い為です。そしてその多くが、会社を始める動機を明確に整理できずにその場の対応を誤っていることが原因です。

会社を始めようとする人の多くは社会人として働いた人がほとんどで、社会の中での会社の存在意義や実際の顧客との接し方、有るいは社会の中で受け入れられるものに関しての知識や経験を持ち合わせている人は多いものです。しかし、その知識や経験を持っていても、実際に自分で会社を経営するとなると肝心な部分を忘れてしまうことが多いものです。それは会社を始める動機です。

多くの人は社会人として様々な活動を行いながら、疑問に思ったことがたくさんある筈です。例えば営業として販売戦略が上層部から示されたときにその戦略について疑問を持ったり、異なる方法で販売する方が更に効率が良いと考える人も少なく有りません。しかし会社組織の一員でいる以上その方針に逆らうことは出来ないというジレンマを経験したことのある人は多いものです。
創業の動機はその多くが、自分の考えの方がもっとよく売れる、或いはもっと売れる方法や製品が有るという信念から成り立っています。

しかし、実際には信念だけではなかなか商品やサービスを上手に販売することはできません。その為、自分のやりたいことを周囲の人間に分かるように纏め、必要な資金を計算し、その資金を集めるために事業計画書を作成し投資家や銀行などに認めさせることで会社を始めることが出来る様になります。また会社を始めた後も安定して経営が成り立つような計画をきちんと立案しておかなければなりません。その為には、動機を明確にすることと、それを維持するための計画を自分の経験からしっかりと練り上げることが重要です。

創業のためのチェックリスト

日本政策金融公庫の創業の手引には以下のチェックリストが掲載されています。現状のご自身を是非チェックしてみてください。

【創業動機】
創業への想いを読み手に伝えることは、創業計画の内容を理解してもらう第一歩です。

次の項目をチェックしてみましょう。
□ 創業は思いつきではなく、以前から考えていたことですか?
□ 創業することによって実現したいことは、明確になっていますか?
□ 創業することに対して家族や周囲の理解はありますか?
□ 創業後に困難が待ち受けていても、それに打ち克つ強い気持ちを持っていますか?

【事業経験】
創業する事業の経験が豊富にあれば、事業の成功確率を高めることができます。

次の項目をチェックして、確かな経験を積んでいるか確認してみましょう。
□ 必要なスキルを身につけるための十分な勤務を積んでいますか?
□ 経営者になるための知識・人脈は、身についていますか?
□ 勤務時代に任されていたこと(担当業務、役職等)や実績はきちんと答えられますか?
□ これまでに勤務先を変更したことがある場合、その理由を説明できますか?

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